世界は回る

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A FU RI

今朝、仕事に出かける少し前、自宅に荷物が届いた。事前通知では6月2日ごろに届くとされていた荷物だ。

ただでさえ海外から発送される荷物であるうえにこんな状況だから、1か月ちょっと待つことには少しがっかりしつつも、特に驚きもせず「仕方あるめえ」と受け入れていた。

佐川急便のお兄さん、流通センター的な拠点、空輸、工場、決済システム、販売サイト…。僕のたった1点の買い物で色々な人・物・事が動いたらしい。

びっくりしたし、何だか申し訳なかったし、とても嬉しかった。届いた荷物は今日からできる限り長く、大切に使っていきたい。そして使うときには、今日や最近のことを過去として思い出すのだろうか。

今日も仕事はヒマなので、さっさと帰って開封の儀を執り行おう。

今日から出社

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オサ・カナ

世の中や身の回りに対して色々思うことはあるけど、できるだけ平坦に、凪いだ心で臨むことにする。なんか疲れが溜まってる気がするし。

もっと思考を重ねて、やるべきことや言うべきことがあるのかもしれない。今日もSNSでは著名人が色々な言葉を発信していて、そこに色々な言葉が返される。

朝、電車に乗っていた人たちは、みんな何を話すでもなく、静かにスマホや虚空を見ていた。たぶん仕事に行く人たち。思ったより多い。

仕事ははっきり言ってヒマだ。こんなフワッとした文章を書く時間ができてしまうのだから。会社潰れないといいなあ…。

さっき会社の近くを少しだけ散歩した(ソーシャルディスタンスに配慮し、後で手洗いうがいをしっかりと行いました)。午後4時半くらいの、もうすぐ夕方という感じの黄色い日差し。何人かの近隣住民が犬を散歩させていた。犬、飼いたい。

散歩から会社に戻る前に、自動販売機で午後の紅茶ミルクティーを買った。乳製品を買おうと決めていた。牧場の牛たちのことを考えていた。凪いでいるなりに世の役に立ちたいという欲求もあるんだなと、自分を再確認した。

霧の中

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少し前に埼玉の実家近くで食べた美味しいもの

世界がいつの間にかすっかり変わってしまって、それからしばらく経った。

僕の生活も色々と変わって、色々なことを考えている。新型コロナウイルスに関係すること、しないこと。ゆうべは真夜中から明け方まで、「みんないつか死ぬ」という事実に打ちのめされて泣きそうだった。ACIDMANの「世界が終わる夜」を聴いて結局泣いた。

コロナ関連のこと。

健康面は今のところ大丈夫そうだ。外出の頻度や人との距離にはもちろん気を付けているけど、思うのは、それらが目的になってしまうような思考停止には陥りたくないな、ということ。外出を控えるべきというのは間違いなく正しいという前提で、でも外出そのものを悪と見なすのは少しズレてるよなあと思うんです。何のための施策か、ちゃんと考えたい。

仕事もまだ何とか維持できている。この度の情勢への我が社の対応には不満の方が多いけど、それでも末端社員の僕があまり知らない様々な働きかけを、上層部はしているんだろうな。感謝です。ありがとうございます。きっと僕は、これまでやってきた仕事をこれまで通り一生懸命にやっていくことしか出来ない。それが直接的・間接的に色々な物事を良くしていくと信じて、誠実に。こんな僕を、評価して、求めてもらえたら嬉しいな。

生活は変わった。在宅時間が増えるのとほぼ同時に引っ越したので、家のことをこれまで以上に考えている。掃除や洗濯などの日常的なタスクや、新しいベッドや収納の品定めなどについて。はっきりと、家が前より好きになったという確信がある。妻とずっと一緒にいられるのも素晴らしい。いいことだね。最近はニンテンドースイッチが毎日稼働している。「Fit Boxing」楽しいよ!

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「楽しいよ!」の流れからこんなことを言うのもあれだけど、僕自身はたぶんまだ全然マシな状況とは言え、周りの空気全体に充満したような不安で、息が詰まりそうだ。

引き続き、感染したり感染させたりせずに過ごせるだろうか。

10万円は、あべちゃんのマスクは、いつ手に入るのだろうか。

会社は存続できるだろうか。

僕の貯金はまだ保つだろうか(新居の家賃はまあまあ高いのだ)。

近所の馴染みの店にも、また食事しに行けるだろうか。

僕が愛してやまないたくさんのミュージシャンはまた歌えるだろうか。

ひんやりとした、霧の中にいるような気持ちだ。どうか世界が、僕が、そこから抜け出せるように。

機動戦士ガンダムスタンプラリー

僕とルイコのスタンプ帳。冊子は1人1冊だからね(戒め)

僕とルイコのスタンプ帳。冊子は1人1冊だからね(戒め)

再びこの時がやってきた。今回は「あなたならできるわ。」編らしい。セイラさんの台詞だね。おだて上手。

www.jreast.co.jp

開催概要や景品については公式を見てくらさい。

僕とルイコは今回もしっかり参加することにしました。でも何だかんだ忙しくて、スタートは少し遅れちゃった。「この間にも山手線ガンダムが品切れになってしまうのではないか…」という恐怖が常に付きまとっていたけど、結果的には割と大丈夫でした。そう、僕たちは無事に65駅制覇に成功したのです。結論は先に言おう。

そしてここからは、僕たちが各駅で出会ったキャラクター、MSをかいつまんで紹介してみる。

五反田/ララァ・スン

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チューリッ↑プ↓か、とんがり帽子に乗ってる人

記念すべき1つ目は五反田のララァ。 僕は五反田勤務なので。

左上が汚いこのララァが僕ので、きれいなのがルイコの、という区別をこれ以降ずっと続けることになる。

65駅達成後の現在も当然のように五反田に通っているが、駅構内をよく見ると、スタンプ台の横に「もう押してくれましたか?」というララァからのメッセージや、ジオン軍オールスターの特大コラージュ(こっちは最初からあったかも)が追加されたりして、駅側もイベントを盛り上げようと色々試みていることがわかる。愛だなあ。

中野/ハイザック

前回はアムロだったマイ・ホーム・タウン・中野。今回は結構渋いのを当てがわれていた。ジェリドのMS、色々ある中でこれなのか…。でも主力の量産機は大事だよね、あらゆる作品において。わかる。

新宿/ジオング

ジオング。僕とルイコが最も愛するMSのひとり。佇まいから女子だと思っている。本編登場時のストーリー展開も相まって、悲しいけど美しい存在という印象。東口改札の人通りの多いエリアで待っていてくれた。

新宿も通勤で毎日のように使うので、「ジオングはあちら!」っていう張り紙を見るたびに嬉しくなる。ガンダムスタンプラリーは頑張る勤め人の味方。

高円寺/シャア専用ズゴック

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高円寺を紹介してくれるアメイジングズゴックくん

僕とルイコが最も愛するもうひとりのMS。僕らの中ではこいつは男子で、先ほどのジオングちゃんとはラブラブカップルだ。このカップルについて語り出すと割ときりがないので泣く泣く割愛するが、僕らがガンダムを今日まで楽しめているのはこの男のおかげと言える。

池袋/νガンダム

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ピントよ…

スタンプラリーに参加するにあたり、我が家からはガンプラをゲストとして連れ出していた。先ほどのズゴックくんと、こちらのνガンダムさんだ。ピンボケでごめんね。

実は池袋で色々あり、僕とルイコは喧嘩してしまった。何とか仲直りできたけど、悲しい出来事だった。改めて、ルイコごめんね。R・ベッカーズの店員、君は深く反省したまえ。

恵比寿/ヤザン・ゲーブル

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ヤザンを愛するメンタルがちょっとわかんないかな

リキッドルームで開催された「WWMM(わくわくミツメまつり)」に行くついでにスタンプを押した。ミツメはいいぞ。メジャーデビューしないのかな。好きにやってくれたらいいんですけど。

渋谷/フォウ・ムラサメ

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フォウとドライブデートをするクワトロ大尉

渋谷駅は広大で、人の数が多くその流れも激しい。そんな渋谷駅でスタンプを設置できるとしたら、それはやはり新南口改札外なのだろう。深く理解できる。

まあそうは言っても「ここってまだ渋谷駅の範疇なの?」って思うくらいには遠いので、そこまでの道すがらにはZのキャラが名台詞のパロディを叫ぶ手作りポスターがたくさん貼られていた。参加者を楽しませようとする駅の魂がひしひしと感じられる。駅の魂とは。

スタンプ台付近にもフォトスポットやエル×スの模型(いずれも手作り。すご)が設置されていたりと、渋谷駅は端から端までノリノリだった。作中では悲しい運命を辿るフォウも何だか楽しそうだ。

金町/ジェリド・メサ

ハイザックの中野と連動企画をやっていた。「どちらかの駅で都区内パスを購入し、2つのスタンプを押した専用台紙とともに係員に提示すると、ちょっといいプレゼントをもらえる」というもの。

しょーもない、ちょっとした愚痴だけど、この「専用台紙」というものがスタンプ帳なのか別の何かなのか、僕たちにはすぐには理解できず金町の係員に尋ねたところ、とてもサバサバと対応してくれて、ちょっと「ああ…」ってなった。あれかな、ガンダムあんまり興味ないのかな。

というわけで、この段階で初めて「専用台紙」を手に入れた僕たちは中野を再度目指すことになる(中野ゆかりのプレゼントをもらえたので、結果的にはそのほうがよかった)。

信濃町/メタス

あまり僕に馴染みのない文化が栄えている街。前回はデギン・ソド・ザビの担当で「な、なるほど…」となったのが今でも思い出深い。

今回は初めて駅を出て周辺を散策してみた。一見小さな文房具店や花屋などもよく確認してみると大勝利を謳った勇ましいグッズを陳列していたりする。「なるほどなあ…」と僕は思う。

商店のエリアを抜けてすぐのところにとても大きな建物があり、門の前には厳めしい表情の警備員が立っていた。

そんな感じでした。

取手

前回同様、最果ての駅。言うまでもなくはっきり言って遠いのだけど、辿り着いてみるとガンダムファンと思しき人々が結構いて、何だか嬉しくなる。係員のブースにはZのガンプラが飾られていたような。

昼下がりに景色を眺めながら電車に揺られる時間も楽しいものだった。スタンプを集めたり、景品をゲットしたりっていう目的はもちろんあるけど、知らない地域を訪れて散策するのも醍醐味だよね。

羽田空港国際線ビル駅/クシャトリヤ/マリーダ・クルス

空港方面に追いやられた挙句、MSとパイロットが抱き合わせにされてしまったUC勢、哀れ。

そんな中で国際線ビル駅は(たぶん(さっきからなぜ裏を取らないのか))前回無かった、初めて訪れることとなったスタンプポイントである。

当然のように広いがそれだけでなく、多国籍風のインテリアや、昼夜の感覚を鈍らせる薄暗い照明が独特な雰囲気を醸しており、そこを歩く人々も何者なのか、どこから来てどこへ行くのか、楽しさとミステリアスが同居した不思議な存在感を漂わせていた。ような気がする。

十条/ハマーン・カーン

この町には「十条銀座商店街」という素敵なエリアがある。雰囲気としては中野の「サンモール商店街」や吉祥寺の「サンロード商店街」に似ているだろうか。全国区のチェーン店から個人商店まで幅広くラインナップされており、食品・生活用品と多少の娯楽はそこだけで完結できそうな、いかにも便利そうな商店街だ。サカナクションの「蓮の花」という楽曲のMVにも登場する。

夕方から夜に差し掛かる時間帯に訪れた僕たちは少しお腹が空いており、商店街に入って比較的すぐの肉屋さんでメンチカツと肉じゃがコロッケを買って歩きながら食べた。100円を切るような安価だったと思うがその割にはとても大きく、そして美味しかった。

尾久/ミデア

前回もだったけど、絶妙な位置にあるためついつい後回しにされ、最後の1個にされがち。それが尾久。だいたい夜に訪れるため、とても寒い。

そしてお恥ずかしい限りだが、ここでも僕はルイコと喧嘩してしまった。どうかしている。情けない。申し訳ない。疲れとか寒さとか時間制限とか色々あったのかもだけど、良くないなと思う。改めて、ごめんなさい。

東京/カイ・シデン/特設ゴールカウンター

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優しいおじさまに撮影していただいた。その人はそのままどこかへ走っていった。

スタンプを押したのは中盤くらいの頃だったけど、特設ゴールカウンター設置駅のためここで紹介する。

東京駅は構内の様々な飲食店がガンダムコラボメニューを提供していて、そのどれもが工夫されていて本当に素敵だ。

www.jreast.co.jp

↑descriptionがいちいちハイテンションで面白いな。

何だかんだの流れで、僕たちは一つも味わうことができなかった。「アッガイのベルギーチョコパフェ」とかめっかわだったんだけどな…残念。

尾久をさっさと出発し、20時で閉まるという特設ゴールカウンターに何とか滑り込んだ僕たちは無事に65駅達成を認められ、山手線色ガンダムのガンプラを手に入れることができた。やったー!

終わった

長かったし、寒かった。冗談抜きで疲れるし、結構お金もかかる。いったい何が僕たちを突き動かすのだろうか。前回の山手線ガンダムが積みプラと化しているところを見ると、別に景品が目当てというわけでもないんだろうけど、じゃあ何なんだろう。意地…とか?

このイベントは2/27まで続くとのことなので、各駅にはもうしばらくスタンプ台と、それを知らせる掲示物があり続けるはずだ。最近は毎朝見てるから、外されたら寂しくなるだろうな。

やり遂げた自分たちに関しては、我ながらよくやったと思わずにはいられないけど、その一方で企画の運営側だったり、自分たちなりの方法でイベントを盛り上げる各駅のスタッフには頭が下がるばかりだ。本当に楽しかった。ありがとうございました。

最後の東京駅で購入した限定パッケージのチロリアンを、今日もふたりで少しずつ食べ進めている。

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意外にもアッガイ不在

パソコンを買い換えようかな、といった話

うちのクリーチャーたち

うちのクリーチャーたち

カクウは一応音楽ユニットなので、やはり楽曲を作り、演奏や録音をしてみたい、という欲求は絶えずあります。

今僕は「COUNTDOWN JAPAN 19/20」の会場に来ているのですが、色々な素晴らしい音楽に触れていると、聴くだけでなく演奏したい、演奏する側でもありたいという気持ちがふつふつと湧き上がる感じがあります。

プロになりたいとかフェスに出たいとか、そういう形のはっきりした願望とは違う、もう少しぼんやりした、でも確かに温度のある、そんな気持ち。ちゃんと仕事をして食べていかないといけないしね。

普段の生活は引き続き回しつつ、創作にもチャレンジしてみたいなという気分なのですが、怠け者の僕はある程度自分を追い込み、ルールを課さないと動かないことが多い。

なので、環境を作ってしまおうという意味で、新しいパソコンを買っちゃおうかなって思ってます。できれば出先でも使いやすい軽いノートパソコン。

高い買い物だから、ルイコさんともしっかり相談せねば。買うからにはちゃんとやる。定期的に成果を出す。

狙ったわけではないけど、2020年への抱負を語った感じになっちゃったな。

9月の思い出

しかさん

しかさん

奈良

奈良を1日だけ旅行した。あまり長時間うろつけないスケジュールだったため、「奈良と言ったらまずここ!」的な位置付けの奈良公園に行く。観光客向けの商店街を抜け(途中で食べたたこ焼きがめちゃうまだった)、坂道を登っていくと、緑と水が豊かな場所に辿り着いた。目的地だ。

少し散策していると、第一鹿に遭遇。アスファルトの道を普通に歩いている。近付いてみると、思っていたよりも大きいし、鼻息が荒い。なんだか獣臭い。生きている感じがして嬉しくなる。

その後さらに歩いていくと、もう第二第三とカウントするのもあほらしいくらいに鹿だらけ。ベタに鹿せんべいを購入し手近な鹿に与えようとしたところ、奴ら慣れたもんで、フガフガグイグイ来る。正直ちょっと怖い。でも生きている感じがして嬉しくなる。

あと、1頭見るからに体が大きく、ギラギラした目で舌なめずりしながらメス達の間を歩き回る個体がいた。あいつやべえなと思ったが、後日たまたま見た「ダーウィンが来た!」によると、そいつは「ヌシ」と呼ばれるちょっとした有名人だということだ。

公園を後にしホテルに向かう途中も奈良の街を歩いたが、こじゃれた居酒屋やバーがたくさんあるようで、イニシヘノカホリだけの場所じゃないのだなということを知る。今回の旅では叶わなかったが、近いうちにまた訪れてあれこれと飲み食いしたいものだ。

 

京都音博

翌日、くるり主催のフェス「京都音楽博覧会2019 in 梅小路公園」に行く。今年の目玉はやっぱりNUMBER GIRLだろうか。なんだかんだライブ見たことないや、しっかり見たろと思い、後方のシートエリアではあるけど立ち上がってステージを眺めていたら、そういえば予報のあった大雨が降ってきた。びっちょびちょ。あの向井もちょっと謝っていた。ライブ自体は解散前の若くざらっとした焦燥感に満ちていてとても素晴らしいものだった。

ナンバガより前の出番だけど、折坂悠太のライブも初めて見た。普段あまり接しないジャンルの音楽を聴きやすく優しく演奏してくれるなーという印象。歌から連想する風景が今なのか昔なのか、日本なのか外国なのか、そのあたりがほどよくぼんやりしていて、何だろうな、独特な香りのお茶みたいな音楽、って感じ。

そしてくるり。自身が主催だからなのか、結構渋めの、じっくり聴かせる感じのセットリストだった。岸田の声が日に日にか細くなっている気がするのがちょっと心配ではあるが、それでも新旧の名曲を色々聴けたことは嬉しく、楽しかった。ラストの「宿はなし」は来るぞ来るぞと分かっていてもじーんときてしまう。

 

Fenderのイベント

Charムスタング展示中

Charムスタング展示中

Fender Presents Meet the Legendという対バン&トークライブが恵比寿で開催されたので行ってきた。ポルカドットスティングレイ、CHAI、そしてCharおじさまが出演なさる。少し前にFenderの青くてとても可愛いムスタングを購入した僕なので、割とタイムリーにスーパームスタング使いChar様を見られるなーとウキウキでした。

ポルカ。わかっちゃいたけど雫ちゃんはとても小さい。そして華やかなビジュアルと裏腹に喋り方がオタクっぽくモソモソしてて好感が持てる。ホールライブ仕様の聴かせるセトリで臨んだ結果、客がスタンディングだったのは笑った。

CHAI。みんな楽しそう。ニーォカワイイ。トークパートでも触れられていたけど低音がとにかく太くて、ただ可愛いだけのバンドじゃない、80年代?くらいの洋楽っぽいイケイケなかっこよさがある。「カーマは気まぐれ」の替え歌もよかったな。

Char神。1955年6月16日生まれ、64歳。マジか…若いやつもっとがんばろ…? 世代的にどうかなと少し思っていたけど、「Smoky」以外よく知らなかっただけでCharの音楽は僕的にばっちりド直球ロックでした。好きです。

この日はイベント参加者を対象に各アーティストモデルの楽器が当たる抽選がありまして、僕は雫ちゃんの緑テレキャスを当てる気満々だったけど、まったくダメでした。なぜあんなに自信があったのかは謎。

最近買ったCDを紹介するぜ!

するぜ!

スカート『エス・オー・エス』

スカート『エス・オー・エス』

過去バージョンもかわいいよ

発売日:2010/12/15
レーベル:カチュカサウンズ

澤部渡さんによるソロプロジェクト「スカート」の1stアルバム。昭和音楽大学在学中に卒業制作としてレコーディングしたそう。何回かジャケットが刷新されており、写真は第4版。

学生時代の澤部さんが抱えていたモヤモヤ、それが音楽にぶつかって発せられる静かな熱、そういったものを感じられる、しかし全体的にはとてもやさしく柔らかい印象の作品だ。

同大学で10月26日に行われた企画ライブ「スカートと君と~君の手をひいてつむぐ夜~」に行った際に購入した。

余談ですがこちらのライブ、学生による自主企画で各所にスタッフジャンパーの学生さんが配置されていた。演奏中の足音や購買での棒立ちが気になったので、今後改善できたらいいんじゃないかな!

 

スカート『遠い春』

スカート『遠い春』

右下の紙、開くとちゃんと歌詞カードになってる

発売日:2018/10/31
レーベル:ポニーキャニオン

同じくスカートの、今度は最新作、ずばりメジャー1stシングル。

表題曲“遠い春”は映画『高崎グラフィティ。』の主題歌にもなっている。スカートは何気にタイアップを結構とっていてすごいんですよ。詳しくは各自お調べください。

リリースイベントで澤部さん本人も言っていたが、メジャー1stシングルとしては随分と地味な、ゆったりとしたバラード。ちょっと陰のあるシティポップ風の楽曲に定評がある(と僕は思っている)スカートだが、こんな感じの大きく包み込むような優しい歌もまた持ち味のひとつだよなーと。

冬の晴れた街並みといつか訪れる春、大切な人との別れと未来への希望を思わせる、心に沁みる一曲。

 

Gotch『無謬 / Infallibility』

発売日:2017/7/31
発売元:株式会社ロッキング・オン

これはちょっと変化球でして、GotchことASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんの著作『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』に付録としてくっついてきた音源。

アジカンっぽさを期待するとたぶんポカーンとしちゃうような約46分の壮大なアンビエントで、本人曰く「読書用BGM」なんだとか。書籍はいったん普通に無BGMで読み終わってしまったんだが、せっかくなので近いうちに流しながら読み返してみようかな。

 

世武裕子『RAW scaramanga』

世武裕子『RAW scaramanga』

ジャケットも格好いい(語彙…)

発売日:2018/10/24
レーベル:ポニーキャニオン

数々の映画・ドラマの劇伴や大物アーティストのサポートを手掛けるピアニスト/シンガーソングライター、世武裕子さんの最新アルバム。今年デビュー10周年で、これまで使い分けていた別名義「sébuhiroko」は封印し、これを機に「世武裕子」に統一するそう。

1曲目“Vega”から徹頭徹尾、すごく格好いい(語彙…)。凛としていて、力強くて、穏やかで。時々登場するフランス語がほどよく聴き慣れない異国感を醸していていい感じです。映画を見ているようなドラマチックな作品だった。

余談。世武さんが携わった作品だとNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」が僕は大好きだ。芳根京子の名を全国に轟かせた功績は偉大。

 

吉澤嘉代子『女優姉妹』

吉澤嘉代子『女優姉妹』

安達祐実、モトーラ世理奈、佐藤玲、小川紗良

発売日:2018/11/7
レーベル:日本クラウン

これまでと変わらず、今回の作品でも女性の心の機微が美しく切なく楽しく描かれている。歌詞の中で展開する物語はどれもユニークで、秘密のノートを覗き見しているようなドキドキ感がある。たぶん吉澤嘉代子さんは根っからのストーリーテラーだから、どこに本人の気持ちが投影されているのかとかを探るのは完全に無粋なんだろうな。

ソロシンガーの強みだと思うけど、プロデューサーの選手層が厚い。ゴンドウトモヒコ、蔦谷好位置、伊澤一葉…。管・弦・鍵盤を中心に、個性的だけどJPOPのツボは的確に突いてるっていうんだろうか。気持ちのいい音。

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ホームタウン』『Can't Sleep EP』

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ホームタウン』『Can't Sleep EP』

中村佑介さんが描く女子はあざと可愛い

発売日:2018/12/5
レーベル:Ki/oon Music

僕が一番好きなバンドの最新アルバム。待望。ゴッチが低音オタとして覚醒して初めての作品ということもあり、一聴して音にびっくりする。なんかこう、ビリビリくる…。MP3で聴いてもなお圧がすごい。いいなあ。サウンド面に対するゴッチの最近のこだわりについては本人のブログを読むといいよ。甘えるんじゃあない、ググるんだ。

楽曲自体は欧米の軽いノリと日本らしい叙情のいいとこどりで、現時点で究極のアジカンになってると思う。究極と言いつつ、今回は外部のアーティストの作曲もいくつか含まれてるんですよね。「アジカンらしさ」が外部の手に掛かってもこれだけ高い精度で再現できる、ここまで確立されたんだと思うと、高校時代に“遥か彼方”で「うおおおお!」ってなってた僕としては感慨深いものがある。うおおおお!

そして今回のアルバム、初回版は「1.5枚組」とかいう変わった内容になっており、0.5枚のほうの『Can't Sleep EP』は個性バラバラな5曲入り。山さんの歌声はちょっとかわいくて、ホリエはイケメン。

 

ネクライトーキー『ONE!』

ネクライトーキー『ONE!』

同じデザインの缶バッジももろたで!
発売日:2018/12/5
レーベル:Necry Talkie

「!」は全角です。久々にルーキーのCDを衝動買いした。コンテンポラリーな生活(ごめんよく知らない)の朝日(ギター)と藤田(ベース)、元歌い手でハム太郎ボイスに定評のあるもっさ(ボーカル・ギター)、あとカズマ・タケイ(ドラム)の4人組。まあでもPV見てるとサポートのナカムラ アヤカ(キーボード)が滅茶苦茶活躍するので、実質5人組みたいなもんだと思う。

楽曲はまずはとにかくもっさの声が強烈で、厳密には全然似てないですがYUKIや橋本絵莉子の声を初めて聴いたときくらいの「うおっ…!」感があったような。言い過ぎだろうか…。

でもそれだけではなく、主に朝日が手掛けるアンサンブルは結構緻密で素敵にキラキラ・ぐちゃぐちゃしており、歌詞はなぜか妙に暗くて一部血生臭い。もっさによるアートワークもいい感じ。まんまと気になっちゃってる。悔しい。

 

星野源『POP VIRUS』

星野源『POP VIRUS』

色々な色を経て白

発売日:2018/12/19
レーベル:SPEEDSTAR

売れてるらしい。初週売上28万枚って。国民的ですわ。収録シングルは“恋”、“Family Song”、“アイデア”。“ドラえもん”は外れたんだね。まあ何となくわかる気はする(別途購入してあります)。

キャッチーなシングル曲の一方で、リード曲“Pop Virus”を始めとするアルバム曲たちは彼の言うところの「イエローミュージック」感がいよいよ研ぎ澄まされてきた模様。

R&B/ソウル的なジャンルをこうやってとっつきやすく噛み砕くアーティストは、たぶんなかなかいないだろうな。ほんとこの曲好き。生楽器と打ち込みのバランスがたまらない。長岡亮介のチャラさもたまらない。

ブックレットのライナーノーツやインタビューで「Pop Virus」というタイトルに込められた意味が熱く語られていた。「口から音が出る病気」。音楽の力とか可能性と真摯に向き合ってるんだろうなと思う。

 

しかし短期間で大量に買い過ぎでは。

毎日が冒険

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転職して3週間が経ちました。

 

少し慣れたかも、と感じる一方で、

ふとしたときに思い出すように緊張しております。

新しい環境、そんな簡単には、乗りこなせないでしょう。

週末なんかは疲れがドッとくるのか、

たくさん寝てしまう。家事もだいぶ手抜いてる。

行くはずだった教習所の授業をキャンセルしてしまって、へこんだりとかもしている。

思った通りに事が運ばないともやもやしてしまうのは私の悪いところです。

 

本当は、バリバリ仕事に慣れて、家事もスッキリこなして、お肌なんかもトゥルトゥルで、車の免許もソツなく取りたいのになあ。

 

残念ながら凡人の私にはそんなにうまくやれないので、

せめていまいちばん頑張りどころの仕事に支障をきたさないよう、

疲れたらとりあえず寝る、そういう自分を赦す、

しばらくはそう生きていくしかあるめえ。

 

 

でも、毎日が刺激的です。

まだほんの少しずつしか関われないけど、自分が携わったものが、顔も知らない誰かのもとに届いている。反応が良いと、いっそううれしい。

 

そして、意見やアイデアを問われることが多い環境なのですが、うまく言えないときはすこしくやしい。

 

一刻も早く理想の自分になれたらいいのにな〜

謙虚にがんばります

 

会社が入ってる建物は、大して高層なビルではないのですが、

丘の上にあるので、体感としては30階くらいから外を見渡してる気分です。

(数字はテキトウです。実際30階の窓からの景色に馴染みがあるわけではない。笑)

 

東京の街が遠くまで見えるのが好きです。

晴れた日には遠くの山も見える。

 

今夜は月がきれいです。

 

写真は、入社前さいごの週末、気合いを入れるために夫と食べたラクレットチーズです。感動的です。中野にある某店で食べられますよ。

 

おとなの夏休み〜都市ハイキング〜

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人生で初めて「有休の消化」をしています。

 

自由業の父を見て育った私は、

そのあまりの自由っぷりに、

かえって会社員への憧れが強くなりました。

会社員っぽい行為(?)をひとつひとつ経験するたびに、

スタンプ帳にスタンプを捺すごとく、妙な喜びがあります。

 

「出張する」「ボーナスをもらう」「辞令が出る」などなど。

さすがにオォ!となるのは「初○○」のときだけで、だんだん慣れちゃって日常になっていくわけですが。

 

で、今回「初・有休消化」を経験中で、

なかなかいい気分です。

 

夫がディズニーランドで誕生日をお祝いしてくれたり、

サカナクションはじめいろいろなライブを観に行ったり、

友人の結婚式の二次会パーティーを相当な気合を入れて準備したり、

深爪の手術をしたり(激痛)、

車の免許を取るべく教習所に通ったりしています。

 

教習所申し込んだのが大正解。

毎日通ってるから、ちゃんと朝規則正しく起きるし、

明確な目標が毎日に刺激をくれますね。

 

旅行でも行こうかな、と思ったけど

日常生活が充実しすぎててその暇がない…!

でもこれはこれでとても楽しく、発見も多く、性に合っています。

 

 

また、時折あてもなく近所を歩き回ります。

たった今、これを「都市ハイキング」と名付けました。

新宿駅なら1時間かからないくらいで歩けるので、ちょうどよくて、よく行く。

 

家の近隣の住宅街を通り抜けると、都庁などが見えてくるので、

なんとなくそれを目指してテキトウに進む。

平日真昼の路地裏はやたらとのんびりしていて、私の知らないところで世界はこんな風になっていたのか…などと感心します。

住宅地だったのがだんだんとオフィス街になり、商業地域になっていく感じも好きです。

そして新宿駅に着いたら、タワレコ寄ったりして、帰りは電車乗って帰宅するわけです。

 

歩いているとなぜかいろんな考えが浮かぶ。

ふだんは忘れている昔の思い出をふと思い出したりする。

そういうのも楽しくて、暇を見つけては散歩しているこの頃です。

 

 

そんなおとなの夏休みのもうじき終わります。

新しい日々がはじまる…胸の高鳴りと不安…

謙虚に生きてゆきたい。

 

 

教習所は仮免までいったので、土日にちまちま通います。がんばるぞう。

 

 

 

写真はホテルミラコスタで食事した際のナプキン。ミッキーとミニーになっている!!

サカナクション / SAKANAQUARIUM2018-2019 Sakanazukan Seminar

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2018/10/20(土)
@山梨県立県民文化ホール コラニー文化ホール 大ホール(山梨県)

に、行ってきた。写真は終演後、撮影許可の下りた会場。

ベスト盤とは逆にどんどん盛り上がっていく構成で、タイトル不明の新曲も織り交ぜつつ、いまの一郎さん達が姿を見せてくれた。

リリースは相変わらずゆっくりだけど、水面下では着実に何かの準備が進んでいるようで安心するしワクワクする。そうでなくても、SNSなどを見ていると色々忙しそうだしね。毎日多方面でお仕事をされているのでしょう。

アリーナツアーも決定して、今後ますます表舞台での活動が盛んになりそうな彼らを、引き続き夫婦ともども追い掛けていきたいと思っています。

 

以下、セットリスト

chapt. 深海

  1. 朝の歌
  2. mellow
  3. フクロウ
  4. enough
  5. (新曲)

chapt. 中層

  1. 21.1
  2. 明日から
  3. ネイティブダンサー
  4. ホーリーダンス
  5. 涙ディライト
  6. 仮面の街

chapt. 浅瀬

  1. 新宝島
  2. Aoi
  3. ナイトフィッシングイズグッド
  4. 表参道26時
  5. ルーキー
  6. アイデンティティ
  7. ミュージック
  8. 陽炎

アンコール

  1. (新曲)
  2. 夜の踊り子